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『ジャンニ・スキッキ』を初めて観る

  きょうは本年の掉尾を飾る大イヴェントに参加した。自分で大イヴェントなぞと云っていれば、世話はないが…。(^_-)-☆

   しかし、あっしにとっては大イヴェントだったのだ。というのは、生まれて初めてのオペラだったからだ。演題は「ジャンニスキッキ」喜劇である。ことしは、プッチーニ生誕150年という節目に当たる。そこで、九段のイタリア文化会館では、150年記念公演と銘打って「ラ・ボエーム」と「ジャンニ・スキッキ」を上演した。

   実は「ラ・ボエーム」にも大いに食指が動いたが、チケットを買ったころは寒く、開演時間も晩かったこともあって、「ジャンニ・スキッキ」に決めた。

  ひとつにはあっしはお涙頂戴ものより、喜劇の方が好きだったこと、またこのオペラは、プッチーニの最後のオペラであること、かれの唯一の喜劇であること、また「外套」「修道女アンジェリーカ」につづく三部作の最後の作品でもある。

  きょうは出かけるのが遅れ、開幕寸前に椅子に座ったが、館の方が前の空いている席に案内してくださったので、比較的まえの真中の椅子に座れた。始まりには、館長も舞台に登場して挨拶をした。公演の前のサイレント映画「プッチーニとの一日」は貴重なフイルムだ。サイレントなので、マッタク音がしないのは残念だが、お陰でかれが別荘でピアノを弾くところや、コモ湖に浮かんだ船の上で、休暇を楽しむ様子などが観られた。

  NHKの語学講座などで、みなさんご存じのダーリオ・ポニッシも出演して、狂言回しのような役割を演じていた。舞台衣装を着て、片手には大きな本を持っていた。かれのユーモアあふれる日本語の解説で、上演前に、このオペラのあらすじがじゅうぶんに観客のあたまに入ったものと思う。また、原語による上演なので、舞台に吊るされたスクリーンに随時日本語の台詞が映し出された。劇の舞台がフィレンツェであったので、フィレンツェの大きなドームも常にスクリーンに映っていた。

  ポニッシは時々観客に質問した。「フィレンツェにいったことのある人?」イタリアオペラのファンなのに、あまりに少ないのでびっくり。そのあとの質問はこの話が、イタリアの文豪ダンテ・アリギエーリの「神曲」に基づいていることを踏まえて、「神曲を読んだ人?」これにはどうやら、ひとりも手を挙げなかったようだ。というのはダーリオが「読んでくださいね」と結んだからだ。
(つづく)

  いまテレビをつけていたら、この23日の祝日に、NHKでも「まるごとプッチーニ」という特別番組を放映するらしい。乞うご期待!あっしも23日が待ち遠しい。(^_-)-☆ (12月23日記)

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