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続・たまゆら(番外編2)

 きょうポストを覗いたら一通の封書が入っていた。開けてみると山川希代子さんという方からの手紙だった。上手な字で書いてある。あたしは子供のころから字がへたくそでよく笑われた。60になってから一念発起して、ある通信講座で2年半やってみたけど、結果はご想像通り。

 ところで、その1枚目の便箋には「あたしは山川希代子と申します。ここへ来てかれこれ三年になります。毎週水曜の午後に、私の家で、合唱のお稽古をしています。今のメンバーは男女合わせて10人ほどです。良かったらご一緒しませんか?

 みなさん、いい方ばっかりです。会の名前は『コーロ・アミターバ』と申します。そうして、もう一枚のは手書きの楽譜だった。そこには「はちすのうた」という曲が収められていた。

 そういえば、思い出した。植木さんの置忘れ。あれってこちらではお友だちを作るときのテクニックの一つなんだそうだ。あれから植木さんとも親しくなって、写真を見せていただいたり、ちょくちょくお話を伺う事にしている。それは蓮池に面した東屋であったり、周囲の小奇麗な散策路であったり、いろいろだ。

 植木さん、さいきんは、極楽のトリについても研究の範囲を広げていらっしゃるらしい。もともとが植物が専門だけれど、トリも、もとから嫌いではなく、娑婆ではよく、カメラをぶら下げては気心の知れた仲間と数人で、近くの公園へゆき、モズやセキレイ、ヒヨドリ、コゲラ、カワセミなど様々なトリの姿をカメラに収めては写真展に出展していたのだとか。

 いま、狙っているのは、経文に書かれたクナーラ鳥やカラヴィンカ鳥の生態だという。その生息地は、この蓮池ではなく、ある河岸となっているのだけれどそれがどの川か、さーそれが分からない。で、いまその川のことを調べ中だとか。                                       (つづく)

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