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Re: 『かかわり本』番外編

  愛読者のGさんから、下記のコメントを頂きました。大感謝!

紋次郎さん、こんばんは、

>  超ご多忙の中、丁寧なコメント、ほんとうに有難うございました。 

 私こそ、読んでいただいて感謝です。

> > この流れの中で、無政府主義者(アナーキスト)大杉栄に接近していったのは、
> > 必然のことだった。神近市子と大杉を争い、壮絶な事件にまで発展した訳。
> > 結局恩師でもあった辻順と別れ大杉と結婚。

>  もしかして、これって、辻順ではなく、辻潤ではありませんか。

その通りです。 辻順 → 辻潤 の間違いです。

>ところで、
> ウィッキー日本版の解説ではただ、翻訳家、思想家と切り捨てていますが英語版では、作家、詩人、エッセイスト、劇作家、翻訳家、ダダイスト、虚無主義者、美食家、尺八奏者、俳優、フェミニスト、ボヘミアン(浮浪者?)と随分詳しいですね。

思想家ですから、一言で言えば、ダダイストというのでいいのではないでしょうか。
他の諸々は、それを表現する手段ということになりそうです。全集を見れば、翻訳
が多いようです。

>  辻潤と云う人物。最後には、仏教にまで救いを求めるに至っては、しょうじき、支離滅裂というか、あっしには、理解不能の人物ですね。

思想家ですから、宗教もその一部なんではないでしょうか。

ダダイズムは、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A0
で大体分かりますね。

1910年代、すなわち第一次大戦時代、日本では大正時代。つまり、大正
デモクラシーの時代とオーバーラップしています。

この時期は、激動の時代で、色々な思想が流行しています。その中で、どの
ような思潮に関心を持つかは人それぞれなんでしょう。

時代批判として、戦争に対する抵抗と虚無思想。彼がとらわれたのはこの方向
のようです。そして、この方向でも、抵抗ではなく、虚無思想に傾いていった
と思われます。抵抗が強まれば無政府主義とかに向かうのでしょうか。
ただ、精神の自由の確保という点は重要なポイントであったと思われます。

しかし、時代は、関東大震災や世界恐慌など、急速に悪化していきます。
この中で、大正デモクラシーも抑圧され逼塞していきます。虚無思想も
生きて行きにくいでしょう。ならば正面から向き合うか、それも彼には
選択に入らなかったのかも。

伊藤野枝は、極めてアクティブな女性です。社会を変える(女性の解放)を
進めることに関心があります。辻潤から大杉に気持ちが移ったというのは、
ありえます。そして、この気持ちを辻潤は認めてやった訳ですが、心安ら
かであったとは思えません。

こうしたことが辻潤の精神を狂わせていったと思われるのですがどうでし
ょうか。時々半狂乱状態になり、最後は孤独な餓死でした。

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